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設立の経緯

ボランティアがくれた「心の余裕」から始まった
私たちの物語

はじめに

ボランティアがくれた「心の余裕」

私の人生の転機となったボランティア活動との出会い。その経験を通じて、多くの人に同じような「心の余裕」を提供したいという想いが、NPO法人ボランチア設立の原点となりました。

私の歩んできた道のり

ボランティアとの出会いから、NPO法人設立までの軌跡

SNSとの比較で自己肯定感が低下

SNSとの比較で自己肯定感が低下

中学生時代

SNSで他人と自分を比較することが日常になり、自己肯定感が著しく低くなっていました。将来に対する希望も持てず、とても辛い時期を過ごしていました。

ボーイスカウトのボランティア活動に参加

ボーイスカウトのボランティア活動に参加

転機

そんなある日、兄が参加していたボーイスカウトのボランティア活動に同行することになり、初めて「心が満たされる」感覚を味わいました。

自己満足が生きる力になる

自己満足が生きる力になる

気づき

無償で行うボランティアは、最初は「ただの自己満足ではないか」と感じることもありました。でもその「自己満足」こそが、当時の私には必要だったのです。「自分の行動が、誰かの役に立っている」と実感できたとき、私は初めて自分の存在に価値を見いだせました。

ボランティア団体「JUSTER」を立ち上げ

ボランティア団体「JUSTER」を立ち上げ

行動

自分のように苦しんでいる人が他にもいるのではないか。そう考えるようになり、ボランティア団体「JUSTER」を立ち上げました。全国に支部を作って活動を広めようとしましたが、学生団体では資金がなく、学生からお金を集めるのも気が引ける状況でした。そこで、ボランティアを広めるには持続可能な仕組みが必要だと感じ、NPO法人としてしっかりとした資金基盤を持って活動する必要性を実感しました。

独学でアプリ開発を学ぶ

独学でアプリ開発を学ぶ

高校卒業後

そこで私は高校卒業後、独学でアプリ開発を学び、ボランティアマッチングアプリ「ボランチア」を開発しました。このアプリは、「やってみたい」気持ちを持つすべての人が、自然な形でボランティアに参加できる仕組みを提供します。

努力が評価される社会を目指して

努力が評価される社会を目指して

現在

この活動を進める中で、もう一つの課題に気づきました。ボランティアや課外活動が、進学や就職において十分に評価されていない現状です。実際に私自身、大学の総合型選抜を受けた際、こうした活動が適切に評価されていないと感じました。「努力が見える形で蓄積され、社会に認められる仕組みをつくりたい」その想いが、このNPO法人とアプリ「ボランチア」の原点です。

ビジョン

私たちの目指す世界

「自分にもできる」と思える社会

「自分にもできる」と思える社会

年齢、性別、経験を問わず、誰もが自分の能力や時間を活かして社会貢献できる環境を作ります。

ボランティアが「やさしさの通貨」として機能する世界

ボランティアが「やさしさの通貨」として機能する世界

ボランティア活動を通じて、人と人とのつながりが深まり、地域社会が豊かになる世界を目指します。

デジタル技術で社会課題を解決

デジタル技術で社会課題を解決

最新のテクノロジーを活用して、ボランティア活動の課題を解決し、より多くの人が参加しやすい環境を提供します。

メッセージ

最後に:ボランティアは時間を奪うのではない。
心の充実を生み出す手段だ。

- 代表理事 藤松拓実

私たちは、ボランティアが単なる「善意の押しつけ」や「時間の浪費」ではなく、自己肯定感を育て、心の余裕を生み出す手段であるという価値観を、もっと多くの人に広めていきたいと考えています。